【初心者向け】仮想通貨の最低限知っておきたい3つの基礎知識

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こんにちは、うたのです(* ᴗ ᴗ) 2017年から仮想通貨投資を始めています

 

今や仮想通貨は、投資対象の一つとして利用している人も多いかと思います。メディアでも取り上げられる機会が多くなり、名前くらいなら聞いたことがある人も多いでしょう。

 

ただ、まだまだ社会に広く浸透しているとは言えず、疑問を持つ人は非常に多いかと思います。そこで今回は、仮想通貨投資を始める前に最低限知っておきたい基礎知識を簡単に解説していきます。

 

 

この記事はこんな疑問を持つ人におすすめ
  • 「仮想通貨って何? ビットコインなら名前ぐらいは知ってるけど…」
  • 「仕組みがよく分からない。電子マネーとは違うの?」
  • 「なんでこんなに注目されているの?」
  • 「ビットコインは今後も価格は上がっていくの?」
  • 「どうやって手に入れるの?」

 

 

 

最低限とはいっても結構なボリュームの記事になっているので、時間のある時にでも読んで頂ければ嬉しいです♪

 

とりあえず仮想通貨が何なのか手っ取り早く知りたい!という方は

 

1.仮想通貨とは? 電子マネーとの違いは?
3.仮想通貨の特徴。法定通貨との違いは?
4.仮想通貨を支える仕組み「ブロックチェーン」とは?

 

だけでも読んでくださいね♪

 


仮想通貨とは? 電子マネーとの違いは?

メタバース

 

仮想通貨とは、インターネット上に存在する電子的な通貨です。

 

通常のお金と違って紙幣や硬貨としての形が存在しない通貨です。

 

 

通貨なので通常のお金のように買い物に利用できたり、送金にも利用できます。2021年後半ごろから世界的にブームとなっているNFTの売買でも仮想通貨が用いられています。

 

ここまで聞くと、一般に普及しているsuicaやEdyのような電子マネーと同じものだと連想する人も多いかと思いますが、仮想通貨と電子マネーは明確な違いがあります。

 

 

仮想通貨と電子マネーの違い
  • 電子マネーは換金性がないが、仮想通貨は換金できる
  • 電子マネーはデータの改ざんや消失の可能性があるが、仮想通貨は改ざん・消失の可能性はない
  • 電子マネーには発行元・管理者が存在するが、仮想通貨には発行元・管理者が存在しない

 

 

電子マネーは換金性がないが、仮想通貨は換金できる

 

電子マネーは事前にお金をチャージ(預ける)することで、紙幣や硬貨を使わずに支払いに利用することができるシステムです。第三者への支払いには使えず、最後は発行元で換金する必要があります。

 

一方仮想通貨は受取りも支払いも利用できて、発行元ではない第三者への支払いにも利用することができます。仮想通貨を受け取った人はそれを別の支払いに利用することもできすし、そのまま貯めておくこともできます。

 

なので為替取引のFXと同じような感覚で売買が可能で、新しい投資・投機の手段として注目されているのです。

 

 

電子マネーはデータの改ざんや消失の可能性があるが、仮想通貨は改ざんや消失の可能性はない

 

仮想通貨が画期的だったのは「ブロックチェーン」と呼ばれる技術が根幹となっているからです。

 

電子マネーだと管理している企業や団体のサーバーがハッキング攻撃を受けてしまうと、データが改ざんされたり流出したりする可能性があります。

 

一方、仮想通貨はブロックチェーン技術により、ハッキングなどによってデータが改ざんされたり消失する可能性がありません。

 

ブロックチェーンは仮想通貨のみならず様々な分野での活用が模索されていて、世界を大きく変える可能性を秘めているということで注目されています。

 

 

電子マネーには発行元・管理者が存在するが、仮想通貨には発行元・管理者が存在しない

 

電子マネーとの仮想通貨の一番の違いが、管理者が存在するかしないかです。

 

円やドルなどの法定通貨や電子マネーは、政府や銀行・企業・団体が発行して、その価値を保証してくれています。そのため、私たちは円や電子マネーを様々な物やサービスと交換することができます。

 

一方、仮想通貨は国や銀行・企業といった特定の管理者が存在しません。

 

 

じゃあ一体誰がその価値を保証してくれているのかといった疑問があるかと思いますが、仮想通貨はブロックチェーンと呼ばれる技術が根幹にあり、その技術への信頼として価値があると世界中で認められつつあるため、お金としての価値が生まれています。

 

特定の国家や銀行に依存しないという特徴があるため、誰でも仮想通貨を生み出せるとことができます。今現在、様々な企業や団体、個人がこぞって独自の仮想通貨を開発しています(反面、詐欺的な通貨も出回りやすいというデメリットもあります)


仮想通貨はいつ誕生したのか?

メタバース

 

世界初の仮想通貨ビットコインが誕生したのは2009年です。

 

2008年10月、サトシ・ナカモトと名乗る人物が「Bitcoin : A Peer-to-Peer Electronic Cash System」(ビットコイン:P2P 電子マネーシステム)というタイトルの論文をインターネット上に発表しました。この論文は多くのインターネットマニアに支持され、この論文を元にビットコインの開発、普及が始まりました。

 

2010年5月にはビットコインが売買できる取引所が開設され、アメリカのプログラマーが約25ドルのピザを1万ビットコインと交換し、ビットコインでの初めての取引が行われました。当時の価値は1BTC(ビットコイン)=約0.2円でした。

 

 

ビットコインの価格推移

メタバース

 

2013年から2022年10月までのビットコインの価格推移です。
※2012年より以前のチャートは見つかりませんでした。

 

 

2011年ぐらいからメディアでも取り上げれるようになったことから、ビットコインは徐々に知名度を高めていきます。

 

2011年4月には米TIME誌で特集を組まれたことにより知名度が高まり、ビットコインの価格は1500円まで急上昇。誕生からわずが2年余りで約2万倍も価格が上がったことから、ビットコインは非常に利益率の高い金融商品として投資家の間で注目を集めるようになりました。

 

2013年にはビットコインの勢いはさらに加速。同年3月に起こったギリシャの経済危機により、ユーロをはじめとした法定通貨への不安が高まったことからビットコインをはじめとする仮想通貨への人気が高まります。12月には約12万円にまで急上昇します。

 

 

2013年11月あたりから急上昇。12月には12万円に達した。
メタバース

 

 

2014年からしばらく低迷していましたが、仮想通貨元年とも呼ばれる2017年に転機が訪れます。仮想通貨に対する法整備が整い始めたころから、大手金融機関や機関投資家が市場に参入し、多くの仮想通貨の価格が急騰。同年12月にはビットコインの価格は200万円を超え、大バブル時代に突入します。

 

この年は日本国内でも仮想通貨取引所のCMが始まったことから、今まで投資に興味のなかった一般層にまで浸透。ビットコイン以外のアルトコインの価格も爆発的に上昇し「億り人」と呼ばれる1億円以上の利益を出す人も現れたことから、仮想通貨は一気に知名度をあげることになりました。

 

 

仮想通貨元年と呼ばれた2017年はビットコインをはじめとする多くの仮想通貨が急上昇。飛躍の年にもなった。
メタバース

 

 

しかし2018年になると仮想通貨バブルは崩壊。日本の大手取引所コインチェックのハッキング事件や、Facebookをはじめとする数々のSNSが仮想通貨に関する広告の掲載を禁止したことから、仮想通貨に対する興味は低下。価格も急速に下落していきます。

 

2018年からしばらくは低迷していましたが、2020年年末から急上昇。バブルが再来します。

 

仮想通貨と関わりの深い「NFT」の世界的ブームや米国証券委員会によるビットコインETFの承認、中米エルサルバドルがビットコインを法定通貨とする法律を施行するなど、仮想通貨の普及を後押しするような様々な要因が重なったことから、仮想通貨市場は2017年以来のバブル相場に沸くことになります。同年11月9日にはビットコインの価格は史上最高値の770万円を記録しました。

 

 

仮想通貨バブルが再来した2021年。11月にはビットコインの価格は史上最高値の770万円を記録した。
メタバース

 

 

しかし2022年になると、世界的な景気後退や金融不安などの影響もあり、ビットコインをはじめとする仮想通貨の価格は大幅に下落。現在は280万円前後を推移しています。

 

 

ビットコイン長者が誕生

 

2010年に初めてビットコイン取引が行われた時は、1BTC=約0.2円だったのが、現在(2022年11月時点)は約300万円で、上昇率は約15,000,000倍!

 

爆発的な価値の急上昇により、当初からビットコインに目をつけ投資対象として保有していた人達の中から、ビットコイン長者と呼ばれる大金持ちが世界中で生まれました。

 

サトシ・ナカモト
ビットコインの産みの親であるサトシ・ナカモト。彼が保有するビットコインは、推定110万BTC。これは2022年10月時点の価値で2兆円相当。ちなみにこのサトシ・ナカモトは正体不明の人物(日本人であるかどうかも不明)で、仮想通貨業界最大の謎と言われている。

 

ウィンクルヴォス兄弟
ウィンクルヴォス兄弟は、Facebookのアイデアを盗用したとしてマーク・ザッカーバーグを訴えたことで有名になった人物。訴訟に勝利して得た賠償金の一部で150万BTCを購入。彼らが購入した当時は1BTC=120ドルだったが、その後200倍以上に値上がりし巨万の富を築く。

 

ギャヴィン・アンドレセン
ギャヴィン・アンドレセンはサトシ・ナカモトと共にビットコインの開発に携わった人物。ビットコイン開発の貢献を称えられて20万ドル分のビットコインを受けとる。

 

ロジャーバー
ロジャー・バーは起業家・エンジェル投資家として有名。ビットコイン黎明期からブロックチェーン関連企業への支援を行ってきたことから、ビットコインの神様とも呼ばれている。彼が保有するビットコインは少なくとも10万BTCともされている。

参照元 世界のビットコイン長者は?その後や日本人の億り人についても紹介 https://coincheck.com/ja/article/329

 

 

日本でも億り人が多数誕生

 

日本では「仮想通貨元年」と呼ばれた2017年に仮想通貨が急上昇したことから、億り人と呼ばれる億万長者が多数誕生しました。

 

2018年5月の日経新聞によると、2017年の確定申告で仮想通貨の取引で1億円以上の利益を申告したのは331人いたと報じられました。

 

これは利益を確定した後に申告をした人だけなので、利益確定をせずにそのまま保有している人や、利益を得たのに申告をしなかった人も含めると、実際はその何倍もいるのではないかと推測されています。


仮想通貨の特徴。法定通貨との違いは?

 

仮想通貨が円やドルなどの法定通貨と大きく違う特徴は以下の3点です。

 

仮想通貨の特徴
  • 送金が早くて手数料も安い
  • 発行元・管理者が存在せず、国家や銀行に依存しない
  • 発行量の上限が決まっている

 

 

国際送金の手段として優れている

 

仮想通貨の特徴で最も分かりやすいのは、送金手段として優れている点があげられます。

 

仮想通貨は銀行のような特定の管理者を介さずに送金できるので、送金手数料がかなり安く、個人から個人へと手軽に送金できるのが大きなメリットです。

 

仮想通貨は送金先のアドレスを指定するだけで国内だけでなく海外へも簡単に送金できます。

 

 

例えば、銀行などの金融機関を介して日本から海外へと送金する場合

 

銀行を利用した海外送金のデメリット
  • いくつもの金融機関を介するので手続きが複雑
  • 手数料が高額
  • 円からドルへの両替手数料もかかる
  • 入金までに数日かかる
  • 土日祝日を挟むとさらに時間がかかる

 

一度でも銀行で海外送金をしたことがある人なら分かるかと思いますが、海外送金はとにかく時間がかかり、手数料が高額です。

 

試しに楽天銀行の海外送金シミュレーターでアメリカにドルを送金する場合のシミューレションをしたところ、送金手数料1,750円。着金までの所要日数1~3営業日でした。

 

 

海外送金は、送金手数料・仲介手数料・両替手数料など様々な手数料が発生し、1万円を送るのに数千円もの手数料がかかったりします。はっきりいってぼったくりレベルと言ってもいいでしょう。

 

入金に時間がかかるのも難点で、早ければ2~3日程度で入金されるのですが、銀行が休みの土日祝日を挟むと1週間程度かかることも珍しくありません。

 

 

それに対して仮想通貨を使って送金した場合

 

仮想通貨利用した海外送金のメリット
  • 送金先のアドレスを指定するだけ
  • 入金時間は数秒から長くても数時間
  • 手数料は数円レベル

 

仮想通貨の送金は相手先のアドレスを指定するだけ。メールを送る感覚で送金できます。

 

通貨によって細かな手数料や入金時間は異なってきますが、リップル(XRP)のような送金に力を入れている通貨なら手数料は数円レベル、入金も早ければ数秒で反映されます。

 

仮想通貨は世界共通の通貨なので両替など必要ありませんし、24時間365日休みなしなので、手数料や入金されるまでの時間も銀行送金と比べるとはるかに優れているのです。

 

 

発行元・管理者が存在せず、国家や銀行に依存しない

 

円やドルなどの法定通貨は国家や銀行が「発行元」となり、その管理下で通貨が流通されています。

 

一方、ビットコインなどの仮想通貨は法定通貨と違って「発行元」が存在せず、あらゆる政府や機関、銀行から独立して流通しています。

 

特定の国家や銀行に依存しないため、世界的な経済危機などの有事の際のリスクヘッジ(危険回避)の投資先としても注目を集めています。

 

「発行元がいないのにどうやって管理されているのか? 誰がその価値を保証してくれているのか?」

 

という疑問があるかと思いますが、仮想通貨はブロックチェーンと呼ばれる技術が根幹にあり、その技術への信頼として価値があると世界中で認められつつあるため、お金としての価値が生まれています。

 

 

発行量の上限が決まっている

 

円やドルなどの法定通貨は発行上限は決まっていないため、通貨が大量に発行されれば価値が大きく下がりインフレが起きることがあります。

 

一方、仮想通貨は初めから発行上限が決まっており、出回る通貨の量は制限される仕組みになっています。仮想通貨がが市場に出回りすぎて希少性が失われるのを防ぐためです。

 

発行上限がない仮想通貨もあります。

 

ビットコインは発行上限が2100万BTC(ビットコイン)までと決まっており、それ以上新規発行されることはありません。

 

この発行上限はビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトがプログラミングしたビットコインのソースコードによって決められています。

 

仮想通貨が普及して世の中に出回れば出回るほど希少性が高くなるので、まだ普及しきっていない今のうちに買っておけばと考える人が多く、それが価値が急上昇している理由の一つです。

仮想通貨を支える仕組み「ブロックチェーン」とは?

 

仮想通貨が特に注目を集めたのがその画期的な仕組みにあります。

 

それは「ブロックチェーン」と呼ばれる技術です。

 

 

世界を変える革新的技術「ブロックチェーン」

 

仮想通貨の仕組みを語るうえで必ず出てくる言葉がブロックチェーンです。仮想通貨=ブロックチェーンと言ってもいいぐらい密接な関係で、仮想通貨を支える根幹の技術です。

 

ブロックチェーンとは「分散型台帳技術」とも呼ばれており、

 

世界中に点在するコンピュータにデータを分散する(一つの場所にデータを置かない)ことで、データの改ざんや破壊ができないネットワークを作る技術です。

 

インターネット以来の大発明とも言われています。

 

 

ブロックチェーンについては中田敦彦さんの解説動画が非常にわかりやすく必見です!

 

 

従来のシステムの危険性

 

ブロックチェーンを利用していない従来の中央集権型のシステムだと、銀行や役所などの第三者機関の管理が必要です。そのため、外部からハッキングされたり内部に悪意をもった人物がいれば、いとも簡単にデータが改ざんされたり盗まれたりします。データを保存しているコンピュータが物理的に破壊されれば、データは消えてしまいます。

 

 

例えば、AさんがBさんの銀行口座に10万円を振り込んだとします。

 

ところが、振り込んだ銀行のコンピュータがハッキングされてデータが改ざんされてしまったら、また銀行のずさんな管理や自然災害などでコンピュータが物理的に破壊されてしまったら

 

「AさんがBさんの口座に10万円を振り込んだ」という取引記録はなくなってしまいます。

 

かつて、役所のずさんな管理によって納めたはずの年金の記録が消えてしまった「消えた年金問題」が大きな社会問題になりましたが、中央集権型のシステムは常にこのようなリスクをはらんでいます。

 

 

ブロックチェーンは改ざんや複製はほぼ不可能

 

ブロックチェーンだと、この取引記録がネットワーク参加者のコンピュータに分散されて残るので、取引記録は消えることはなく誰かが改ざんしてもすぐに分かるようになっています。

 

 

例えば、Cさんが自分のコンピュータを使って先ほどの取引記録を改ざんして

 

「AさんがCさんの口座に10万円を振り込んだ」

 

という内容にしたとします。

 

確かにCさんのデータは「AさんがCさんの口座に10万円を振り込んだ」という内容に書き換わっていますが、その他のネットワーク参加者のデータには

 

「AさんがBさんの口座に10万円を振り込んだ」

 

という正しい取引記録が存在しているため

 

「AさんがCさんの口座に10万円を振り込んだ」という取引記録は間違ってるということで承認されません。

 

 

このように、取引記録はネットワーク参加者の多数決によって正しい取引記録が決まるので、もしCさんが本気で取引記録を改ざんしようとしたら、ネットワーク参加者の全てのコンピューターをハッキングして一気に改ざんしないといけないので、そんなことは実質不可能です。

 

分散して取引記録を残すことで、みんなで正しい取引記録を監視することができるので、結果として仮想通貨の安全性が保たれることになるのです。

 

 

ブロックチェーンは仮想通貨の取引以外でも、様々な分野での活用が模索されています。世界を大きく変える可能性を秘めているということで、世界中の国家や企業で研究・開発が行われています。

 

「仮想通貨は発行元がいないのに誰がその価値を保証してくれているのか?」といった疑問があるかと思いますが、仮想通貨はこのブロックチェーン技術への信頼により通貨としての価値が生まれているのです。

仮想通貨が銀行口座を持てない人を救う

暗号資産

 

日本に住んでいる私たちはほとんどの人は銀行口座を持っています。子供であっても親が子供の名義で口座を作って、お年玉などを貯めて管理している人も多いでしょう。

 

一方で、日本に住んでいる私たちからすれば想像もできませんが、世界には銀行口座を持っていない人も多数存在します。世界銀行が2017年に行った調査によると、世界では17億人の成人が銀行口座を持っていないという報告があります。

 

・銀行口座ない成人は世界で17億人超、最多は中国の2.2億人
https://forbesjapan.com/articles/detail/21512

 

日本のような先進国では街のいたるところに銀行やATMがあるのが当たり前ですが、途上国では金融インフラが未発達な地域が数多くあります。

 

自国で十分な収入を得られないので他国に出稼ぎにいっているケースも多々あります。母国に残してきた家族に送金するにも時間や高い手数料がかかってしまいます。

 

そういう国にとってはリアルマネーよりも仮想通貨の方が便利です。仮想通貨は携帯電話やスマホなどのモバイル端末さえあればいつでもどこでも送金できるからです。

 

「銀行口座すら持ってない人がスマホなんて持ってるの?」という疑問を持った人もいるかもしれませんが、途上国でもモバイル端末は急速に普及しています。

 

サバンナでもスマホ!?国が一気に発展するリープ・フロッグ現象とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/18973c392a58f4ef13f6d85f192c9959b4c5da2a

 

ITU(国際電気通信連合)の調査によると、2020年時点の携帯電話の普及率(人口100人当たりの契約者数)は、開発途上国でほぼ100%、後発開発途上国でも74%と高い結果。途上国でもモバイル端末普及率は先進国とそれほど変わらず、電気や水道が届かない地域でもスマホを操り、電子決済をする人が増えている。

 

日本のような金融インフラが整った先進国では、仮想通貨は投資・投機の対象として考える人が多いですが、金融インフラが整っていない途上国の人たちにとっては、モバイル端末さえあれば買い物や送金に利用できる仮想通貨は、日常生活に欠かせない存在になりつつあるのです。


仮想通貨は約1万種類

ビットコインから始まった仮想通貨ですが、今では約1万種類の仮想通貨が存在していると言われています。

 

仮想通貨

 

特定の管理者が存在しない仮想通貨は、プログラムの知識があれば個人でも比較的簡単に発行できるので、世界中で日々新しい仮想通貨が生まれています。

 

中でもビットコインは仮想通貨の代表格で、ビットコイン以外の仮想通貨のことを総称して「アルトコイン」と呼ばれています。

 

ビットコイン以外の代表的な仮想通貨をいくつか紹介します。

 

イーサリアム(ETH)
イーサリアムはアルトコインの中で最も時価総額が高い仮想通貨で「スマートコントラクト」という機能を有しているのが最大の特徴。「スマートコントラクト」は、通貨としての機能に加えて契約情報を通貨のやり取り上に盛り込める技術で、2021年後半ごろから世界的にブームとなっているNFTの売買でもイーサリアムが広く用いられている。

 

リップル(XRP)
リップルは時価総額トップ10に位置する仮想通貨。仮想通貨としては珍しい中央集権型の通貨で、米リップル社の管理の下で運営されている。従来の国際送金が抱える問題を解決するために開発された通貨で、ビットコインよりも優れた送金速度とコストが低いことで人気が高い。

 

ライトコイン(LTC)
ライトコインはビットコインをベースに開発された仮想通貨。ビットコインが抱えている処理速度や手数料の問題を解決するために開発された。価値の保存手段として利用されるビットコインに対して、ライトコインは決済手段として用いられることを目的としている。

 

ソラナ(SOL)
ソラナは2020年に誕生した比較的新しい仮想通貨。手数料の安さと高速処理が特徴で、その性能の高さから脚光を浴び2021年には100倍以上に価格が上昇した。NFTの世界的なブームによりイーサリアムのガス代(手数料)高騰が問題になった際、ソラナはイーサリアムの代わりとなる「イーサリアムキラー」として注目を集めた。

 

テザー(USDT)
テザーはドルと価値が連動しているステーブルコインと呼ばれる仮想通貨。テザーの価格は1ドルと連動しているので、他の仮想通貨のような大きな価格変動はなく、決済手段や送金手段としての利用価値が高まることが期待されている。

 

このように一口に仮想通貨と言っても、開発された目的や背景が異なるため、それぞれ特徴の異なる仮想通貨が多数存在します。

ビットコインの価格は2025年に1億円という予測も!?

 

有名な外資系金融コンサルタント会社の「ゴールドマンサックス」は、将来的に1BTCの価格は10万ドル(約1400万円)※を超えると予測しているからです。※1ドル140円で計算

 

 

さらに、ビットコインの価格は将来1億円を超えるという予測もあります。

 

 

 

ストックフローモデルによると2025年には100万ドル(約1億5千万円)※を超えると予測されています。
※1ドル150円で計算

 

出展:PlanB氏のツイッター

 

 

「ちょっと1億円は非現実的では?」と思うかもしれませんが、2010年に初めてビットコイン取引が行われた時は、1BTC=約0.2円だったのが、2021年11月には約770万円で、上昇率は約38,500,000倍!

 

今現在(2022年11月時点)の価格は300万円なので、1億円までは約33倍。

 

そう考えると1億円もあながち非現実的ではないと思えてしまいます。

仮想通貨初心者はまずはコインチェックで

暗号資産

引用元:Coincheck(コインチェック)公式サイト

 

仮想通貨を手に入れるには、仮想通貨を取り扱っている取引所で購入します。

 

株なら証券会社、FXならFX業者で売買を行いますが、仮想通貨は仮想通貨取引所で売買を行うことができます。取引所と言っても実際の店舗があるのではなく、すべての手続きはネット上で行います。

 

口座開設費、維持費共に無料です。銀行口座を開設するのと同じような感覚なので、今まで投資なんて全くしたことがない人でも戸惑うことはありません。

 

2022年10月時点、日本には30ぐらいの取引所がありそれぞれ特徴があります。初心者におすすめなのがコインチェックです。

 

初めての仮装通貨はコインチェックで
  • 口座数約174万口座。国内取引所№1※1
  • アプリダウンロード数3年連続№1(2019年~2021年)※2
  • 東証プライム上場のマネックスグループの傘下で大手の安心感
  • 貸仮想通貨サービス・Coincheckつみたて・Coincheckでんきなど豊富なサービスを展開
  • Coincheck NFT(β版)でNFTの売買もできる
  • 最低取引額は500円で無理なく始められる

※1 2022年9月末時点 2022年度の月次開示情報(速報)にて 自社調べ
※2 対象:国内の仮想通貨取引アプリ、データ協力:AppTweak

 

コインチェックは2014年8月に設立された日本の大手仮想通貨の取引所です。口座数は約174万口座(2022年9月末時点)で国内の取引所では最も多く、初めての人でも利用しやすい取引所として人気を集めています。

 

 

私も初めて仮想通貨を購入したのはコインチェックでした。

 

海外にも多くの取引所があり、日本の取引所で上場していない仮想通貨も数多くありますが、サポートは当然英語になりますし何かトラブルがあったときは全て自己責任になるので、初心者は国内の取引所を選ぶことを強くおすすめします。

 

口座を開設するには本人確認書類を提出する必要があります。金融庁の認可を受けた取引所は必ず本人確認が求められます。

 

本人確認が必要ない取引所は、無許可の取引所ですので絶対に利用しないで下さい。

 

提出方法は、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの身分証明書の写真をとって、ネットにアップロードするだけです。

 

コインチェックについてもっと知りたい方はこちらをどうぞ
仮想通貨

 

 

仮想通貨


まとめ:まずは少額でもいいので始めてみよう

【初心者向け】仮想通貨の最低限知っておくべき基礎知識のまとめ
  • 仮想通貨はインターネット上に存在する電子的な通貨
  • 送金スピードが速く手数料も安い
  • 発行元・管理者が存在せず国家や銀行に依存しない
  • ブロックチェーン技術によりデータの改ざんや破壊が事実不可能であるため信頼が保たれている
  • 発行量の上限が決まっているので希少性がある
  • 今後社会に広く普及することでさらなる価値の上昇が期待されている

 

ここまで仮想通貨とは何なのか、仕組みや種類など最低限知っておきたいことについて解説してきました(最低限と言いながら結構なボリュームにはなってしまいましたが)

 

仮想通貨の世界は移り変わりが非常に早く、日々新しい情報が飛び交っています。日進月歩という言葉がありますが、仮想通貨の世界は「日進月歩」ならぬ「秒進分歩」と言っていいほど移り変わりが激しい世界です。

 

最新の情報をチェックすることも大事ですが、習うより慣れろという格言があるように、実際に仮想通貨を買ってみるのが一番です。

 

まずは仮想通貨の代表格であるビットコインだけでもいいので実際に買ってみれば、勉強するにも実がはいって理解は深まるかと思います。幸いにも仮想通貨投資を始めるのに大金は必要がありません。数百円から始めることができるので投資初心者に最適です。

 

そして、ビットコイン以外の仮想通貨にも興味を持てば、イーサリアム・リップルなど将来有望な仮想通貨もいろいろあるので、さらに勉強をして投資対象を広げていってみてはどうでしょうか。