こんにちは、うたのです(* ᴗ ᴗ) 2017年から仮想通貨投資を始めています。
「取引所の口座を開設したけど、仮想通貨っていろいろあるからどれを買えばいいのか分からない」
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事の結論
仮想通貨はおよそ1万種類もあり、毎日のように新しい仮想通貨が生まれているので、全ての仮想通貨について把握するのは不可能でしょう。
ということで、ここでは仮想通貨を大きく三つに分類して、その選び方について解説していきます。
これから初めて仮想通貨投資を始める人は
ビットコインを買うことをおすすめします。
その理由は二つです。
ビットコインをおすすめする二つの理由
基軸通貨とは基準・中心となる通貨のことです。これだけでは漠然として分かりにくいので分かりやすく説明します。
現在、世界の法定通貨の基軸通貨は米ドルです。
法定通貨とは国が定めている通貨のことです。アメリカなら米ドル。ヨーロッパならユーロ。日本なら円です。
アメリカは世界一の経済力と影響力を有しているため、ドルは世界のどの通貨よりも流通量が多く信用力があります。
国際取引の決済に使用され、法定通貨の基準(1ドル=〇〇円、1ユーロ=〇〇ドル)にもなっています。円からユーロへと両替するにも、まず円からドルへと両替し、その後ドルからユーロへと両替される仕組みになっています。
一方、仮想通貨の基軸通貨はビットコインです。
ビットコインは世界で初めて発行された仮想通貨です。仮想通貨の先駆けとして圧倒的な流通量を誇り、どの仮想通貨よりも信用力や影響力があります。そのため、取引の決済手段に使用されており、仮想通貨の基準も1ETH=〇〇BTCのようにビットコインが基準となっています。
「XRP/BTC」「ETH/BTC」のようにBTC(ビットコイン)を基準にレートが表示されている
円から他の仮想通貨、例えばイーサリアムに両替したい場合は、まず円からビットコインへと両替し、その後ビットコインからイーサリアムへと両替される仕組みになっています。
また、多くの仮想通貨がビットコインの技術をもとにして作られているため、ビットコインを理解することは、仮想通貨全体の仕組みや他の仮想通貨への理解へとつながります。
「ETH/BTC」「XRP/BTC」ってどういう意味?
ETHはイーサリアム。XRPはリップル。BTCはビットコインのことです。通貨ペアを表す場合はアルファベット三文字を並べて表します。
「ETH/BTC」のレートが0.1だとすると、1ETHの価格は0.1BTC。1BTCの価格が300万円だとすると、1ETHの価格は300万円×0.1=30万円となります。
「XRP/BTC」のレートが0.001だとすると、1XRPの価格は0.0001BTC。1BTCの価格が300万円だとすると、1XRPの価格は300万円×0.0001=300円となります。
初心者にビットコインをおすすめする最大の理由が
仮想通貨の中でも圧倒的な知名度を誇るからです。
今後、仮想通貨市場が拡大するにしても、およそ1万種類ある仮想通貨全てがその価値を伸ばすわけではありません。
知名度も信用力もない通貨は実用化もされず、おそらく99%以上の通貨が淘汰されていくものと思われます。
ビットコインはおよそ1万種類もある仮想通貨の中で先駆けとして圧倒的な信用力と知名度を誇ります。
仮想通貨の時価総額トップ10。ビットコインは約53兆円(2022年10月11日時点)で2位のイーサリアムを2倍以上も引き離している
引用元:coinmarketcap
時価総額とは簡単に言えば「通貨の市場規模や価値を相対的に判断できる指標」のことです。
時価総額が高い通貨は「需要が大きく、信用力がある」と判断することができます。反対に時価総額が低い通貨は「需要が低く、信用力が低い」と判断できます。
ビットコインはおよそ1万種類もある仮想通貨の中でも時価総額はぶっちぎりのナンバーワン。仮想通貨に興味はなくても、ビットコインなら名前ぐらいは知ってるという人も多いかと思います。
今後仮想通貨へ興味を持つ人が増えてくれば、必然的にビットコインを保有する人も増えてくるでしょう。
仮想通貨に慣れてきたら、アルトコインにも手を伸ばしてみましょう。
アルトコインとは、ビットコイン以外のすべての仮想通貨のことを指します。
「alternative coin(オルタナティブコイン)」の略称で、アルトコインと呼ばれています。
アルトコインといってもピンからキリまであるので、初心者はどれを買えば良いか分からないでしょう。
あまりにもマイナーなアルトコインはリスクが高いです。時価総額が低いアルトコインの方が価格が低いので、大きく値を上げる可能性があり魅力的に見えますが、その分大損もしやすくなります。初心者はとりあえずは時価総額が上位のアルトコインを狙うといいでしょう。
仮想通貨の時価総額をチェックできるサイト→Cryptocurrency Market Capitalizations
Cryptocurrency Market Capitalizationsは、仮想通貨の現在の価格・時価総額・扱っている取引所・過去の値動きなど、仮想通貨投資に役立つ情報が載っています。仮想通貨投資をするなら必須のサイトです。
時価総額が高い順にランキングされています。ビットコインが約53兆円でダントツです。他にもETH(イーサリアム)XRP(リップル)SOL(ソラナ)など日本の取引所で取り扱っている通貨もベスト10に入っています。
※2022年10月時点のデータです
時価総額上位のアルトコインで、日本の取引所でも購入できる通貨の特徴を簡単に紹介します。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムはアルトコインの中で最も時価総額が高い仮想通貨で「スマートコントラクト」という機能を有しているのが最大の特徴。「スマートコントラクト」は、通貨としての機能に加えて契約情報を通貨のやり取り上に盛り込める技術で、2021年後半ごろから世界的にブームとなっているNFTの売買でもイーサリアムが広く用いられている。
リップル(XRP)
リップルは時価総額トップ10に位置する暗号遺産。仮想通貨としては珍しい中央集権型の通貨で、米リップル社の管理の下で運営されている。従来の国際送金が抱える問題を解決するために開発された通貨で、ビットコインよりも優れた送金速度とコストが低いことで人気が高い。
ソラナ(SOL)
ソラナは2020年に誕生した比較的新しい仮想通貨。手数料の安さと高速処理が特徴で、その性能の高さから脚光を浴び2021年には100倍以上に価格が上昇した。NFTの世界的なブームによりイーサリアムのガス代(手数料)高騰が問題になった際、ソラナはイーサリアムの代わりとなる「イーサリアムキラー」として注目を集めた。
もし興味が持ったアルトコインが見つかれば
などを徹底的に調べてから投資するようにしましょう。
アルトコインの中でも時価総額が低く、ほとんど知名度のない仮想通貨を「草コイン」と呼ぶことがあります。
インターネットの世界では笑いを合わすのに「草」という表現がありますが、笑われるほど価値の低い通貨を皮肉ってこのような呼び方をされています。
仮想通貨はおよそ1万種類がありますが、そのほとんどが目的もよく分からず価値の低いほとんど知られていない通貨ばかりです。仮想通貨の9割以上は草コインと言っても言い過ぎではないでしょう。
時価総額上位の通貨と下位の通貨を比較
時価総額上位の通貨は数兆円レベルだが、1000位ぐらいの通貨だと数億円レベル。1万倍もの差がある
草コインは上場している取引所も少ない価格の低い通貨ばかりですが、目的がユニークで将来有望な通貨も眠っており、短期間で数百倍になった草コインもたくさんあります。
2021年で最も上昇率が高かった草コイン「シバイヌコイン」
2021年1月1日時点の価格は、わずか0.00000001737円だったのが、10月27日には0.009135円に。上昇率52万倍! もう訳が分からない
「シバイヌコイン」は、DOGECOIN(ドージコイン)を元に作られたジョークコインでしたが、イーロン・マスク氏のツイッター発言によって注目を集め一気に高騰しました。
草コインは何かのきっかけで注目を集めると暴騰します。このようなまだ芽が出ていない草コインを見つけ出されば、短期間で資産を大幅に増やすことも夢ではありません。
ただし、草コインは一気に急落する可能性も高いので注意が必要です。ずっと価値が上がらずいつの間にか上場廃止になって価値がゼロになる草コインも珍しくないので、草コインに投資額の全てをつぎ込むのは絶対にやめましょう。
草コインは日本の取引所では取り扱っていません。金融庁も仮想通貨の中でもさらに投機性の高い草コインを上場させるのは難色を示しているので、今後も日本の取引所では難しいかもしれません。
したがって、草コインを買うには必然的に海外の取引所となります。草コインを買いたい場合はビットコインが必要になるので、まずは日本の取引所でビットコインを買って、海外の取引時に送金することになります。
ビットコインは過去に何度も暴落と暴騰を繰り返していますが、長期的な視点で見ると値は上がっています。
2022年には世界的な景気後退や金融不安などの影響もあり、ビットコインをはじめとする仮想通貨の価格は大幅に下落しています。
しかし2013年~2022年の10年間で見ると大きく上昇しています。
日々の値動きに一喜一憂するのではなく、5年・10年と長期的な視点で考えた方が精神的にも利益的にもプラスになると思います。
今のところ仮想通貨は投機的な対象として見られがちですが、まもなくやってくるであろう「WEB3.0」時代では仮想通貨が社会インフラとして定着します。
すでに仮想通貨の技術は「NFT」や「メタバース」など様々な分野に応用され始めています。特に成長分野の「NFT」とは切っても切り離せない関係で、メタバースの中でも現実のお金のように使われ始めています。
今後「WEB3.0」が浸透すればするほど仮想通貨はなくてはならないものとなり、ビットコインをはじめとした仮想通貨の価値も自然と上がっていくと私は思っています。
引用元:Coincheck(コインチェック)公式サイト
2022年10月時点、日本には30ぐらいの取引所がありそれぞれ特徴があります。初心者におすすめなのがコインチェックです。
コインチェックの特徴
※1 2022年9月末時点 2022年度の月次開示情報(速報)にて 自社調べ
※2 対象:国内の仮想通貨取引アプリ、データ協力:AppTweak
コインチェックは2014年8月に設立された日本の大手仮想通貨の取引所です。口座数は約174万口座(2022年9月末時点)で国内の取引所では最も多く、初めての人でも利用しやすい取引所として人気を集めています。
私も初めて仮想通貨を購入したのはコインチェックでした。
海外にも多くの取引所があり、日本の取引所で上場していない仮想通貨も数多くありますが、サポートは当然英語になりますし何かトラブルがあったときは全て自己責任になるので、初心者は国内の取引所を選ぶことを強くおすすめします。
口座を開設するには本人確認書類を提出する必要があります。金融庁の認可を受けた取引所は必ず本人確認が求められます。
本人確認が必要ない取引所は、無許可の取引所ですので絶対に利用しないで下さい。
提出方法は、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの身分証明書の写真をとって、ネットにアップロードするだけです。
本日のまとめ
以上、仮想通貨の選び方のポイント解説してきました。
初めて仮想通貨を買うときの参考にして頂ければ嬉しいです。