メタバースの始め方と必要なものおすすめサービス4選

 

2022年のバズワード「メタバース」

 

旧Facebook(フェイスブック)がMeta(メタ)へと社名を変更したことでも大きな話題となり、メタバースへの注目が大いに高まっています。

 

メタバースといっても多種多様。

 

VRゴーグルを用いて体験するメタバースや、仮想通貨のブロックチェーン技術を用いて仮想空間上の土地を売買するタイプのメタバースや、フォートナイトやどうぶつの森なども広い意味でメタバース扱いされることもあります。

 

 

そこで今回は、メタバースの中でもVRゴーグルを用いるタイプのメタバースサービスについての始め方や必要なものを解説していきます。

 

 

この記事はこんな人におすすめ
  • メタバースに興味があるけどどうやって始めればいいのかよく分からない
  • メタバースを体験するのに必要なものを教えてほしい
  • おすすめのメタバースサービスを終えてほしい

 


まずは遊びたいメタバースサービスを見つけよう

 

まずは遊びたいメタバースサービスを見つけましょう。

 

 

SNSにもツイッターやフェイスブック、インスタグラムなど、様々なサービスがありますよね。
それと同じでメタバースと分類されるサービスは数多くあり、それぞれ特徴があります。

 

 

ここでは数あるメタバースサービスの中から、VRSNSと分類されるサービスを4つ紹介します。

 

VRゴーグルを用いるメタバースサービスを総称してVRSNSと呼ばれています。

 

VRゴーグルをかぶって仮想空間にダイブし、アバターで好きな姿になってコミュニケーションを楽しむことができるのがVRSNSの特徴です。

 

 

それぞれのサービスには特徴があり、必要なものも異なります。最初はどれがいいかわからないと思うので、今から紹介するメタバースサービスの中から自分に合いそうなものを見つけてくださいね。

 

どのサービスも無料でアカウント登録ができます。

 

 

うたの

うたの

 

仮想通貨やNFTが必要なメタバースサービス(「Decentraland(ディセントラランド」や「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」など)もありますが、まずは無料で体験できるメタバースサービスから始めてみることをおすすめします。

 

「メタバースを体験するには仮想通貨やNFTが必要」なんて解説しているサイトも多いですけど、それは全くのでたらめなのでだまされないで下さいね。

 

 

おすすめメタバース(VRSNS)サービス4選
  • VRChat
  • バーチャルキャスト
  • Cluster(クラスター)
  • NeosVR(ネオスVR)

 

 

VRChat 圧倒的利用者数を誇るメタバースの王者

VRChat

VRChatの特徴
  • VRSNSの中では最も利用者が多い
  • アバターを用いて世界中のユーザーと同じ空間でコミュニケーションをとることができる
  • 「ワールド」と呼ばれるユーザーが創作した仮想空間が無数にある
  • 世界最大のバーチャルイベント「Vket」が定期的に開催されている
  • VRゴーグルがなくてもPCのデスクトップでも遊べる

 

必要なもの
  • Steam版(デスクトップモード) WindowsPC
  • Steam版(VRモード) WindowsPCとVRゴーグル
  • Quest版 MetaQuest2

 

VRChatの始め方はこちらで詳しく解説しています。
≫VRChatの始め方と必要なもの(VRなしでも遊べる)

 

 

VRChatはVRSNSの中では最も利用者が多いメタバースサービスです。

 

特徴は圧倒的なユーザー数の多さ。世界中から数万人が仮想空間に集まり、好きな姿(アバター)でコミュニケーションを楽しんだり、常に何かしらのイベントも行われれていたりと、現実世界とは違うもう一つの世界がそこには広がっています。

 

VRChat内にはユーザーが制作した「ワールド」と呼ばれる仮想空間が無数にあり、リアルでは決して体験できない非日常も味わえます。

 

綺麗な景色が楽しめるワールドや飛行機や車を操縦できるワールド、謎解きを楽しめるワールド、遊園地のジェットコースターやホラーが楽しめるワールドなど、その種類は多岐にわたります。現実に存在する場所を再現したワールドもあり、バーチャル旅行気分を味わうこともできますよ。

 

中には「これ、お金とってもいいんじゃないの!?」と思えるほどの超絶クオリティのワールドもあったりします。

 

バーチャルマーケット(通称Vket)と呼ばれる「3Dアバターやアイテムの展示会」が定期的に開催されており、バーチャル空間の会場に3Dアバターやアイテムなどが展示されており、来場者は自由に試着したり購入したりもできます。

 

 

世界最大のバーチャルイベント「バーチャルマーケット」 2022年夏は大阪とニューヨークを再現したワールドが出現!

※VirtualMarket YouTube公式チャンネルより

 

 

うたの

うたの

 

私が今最もはまっているのがVRChat。
ワールドの数が半端なく、一生かけても全てを回ることはできないかと。
ツイッターでは#うたのんのVRChat_world紹介というハッシュタグでワールド紹介をしています。

 

 

バーチャルキャスト 配信に特化したフレンドリーなメタバース

バーチャルキャスト

バーチャルキャストの特徴
  • ニコニコ動画でおなじみのドワンゴのグループ会社が運営
  • アバターを用いてユーザーと同じ空間でコミュニケーションをとることができる
  • アバターやアイテムを簡単に持ちこめる
  • 配信機能が充実しておりニコニコ動画やYoutubeと連携した配信ができる
  • 配信中のスタジオに入室できる(凸と呼ばれる)機能や、X(旧ツイッター)との連携でコメントや画像をスタジオに降らせることができる機能がある

 

必要なもの
  • Steam版 WindowsPCとVRゴーグル
  • Quest版 MetaQuest2

 

バーチャルキャストの始め方はこちらで詳しく解説しています。
≫バーチャルキャストの始め方と必要なものを解説

 

 

バーチャルキャストはニコニコ動画でおなじみのドワンゴの関連会社が運営している国産メタバースサービスです。VRChatと同じくアバターを用いて仮想空間で多人数とコミュニケーションを取ることができます。

 

バーチャルキャストの魅力はとにかくユーザーフレンドリーなところ。

 

VRChatだとUnityと呼ばれるツールを用いないとアバターやアイテムを持ち込めないので初心者には少し敷居が高いですが、バーチャルキャストはアバターやアイテムを簡単に持ちこむことができる優しい設計になっています。

 

凸と呼ばれる機能で配信中のスタジオに入室することができたり、X(旧ツイッター)と連携することでリスナーが投稿したコメントや画像をスタジオ内に降らせることができたりと、配信者とリスナーの距離が非常に近いVRSNSとも言えます。

 

凸をしたり視聴をすることでユーザー同士の交流が深まっていくのが他のVRSNSにはない魅力です。

 

 

バーチャルキャストの機能紹介

※VirtualCast YouTube公式チャンネルより

 

 

 

うたの

うたの

 

配信者の諒さんと凸者の皆さん💕 バーチャルキャストでは配信者のスタジオに自由に出入りしたり、アイテムを持ち込むことができます。ユーザー同士の交流が深まりやすいのが他のVRSNSにはない魅力です。

 

 

 

うたの

うたの

 

私が初めて利用したメタバース(VRSNS)がバーチャルキャスト。
とにかくフレンドリーなユーザ―ばかり。
当時何も分からなかった私は色々教えていただきました♪

 

 

Cluster(クラスター) スマホでも遊べるアクセス性の高いメタバース

Clusterの特徴
  • バーチャルキャストと同じく国産のメタバースサービス
  • アバターを用いてユーザーと同じ空間でコミュニケーションをとることができる
  • VRゴーグルやPCだけでなくスマホからでもアクセスできる気軽さが売り

 

必要なもの
  • スマホ版 iPhone/Andoroid
  • PC版(デスクトップモード) PC(Windows/Mac)
  • PC版(VRモード) PC(Windows/Mac)とVRゴーグル

 

Cluster(クラスター)はバーチャルキャストと同じく国産のメタバースサービスです。アバターを用いて仮想空間で多人数とコミュニケーションを取ることができます。

 

Cluster最大の特徴は様々なデバイスからアクセスできること。

 

VRゴーグルがなくてもPCやスマホでもアクセスできる気軽さが売りです。Macユーザーでも遊ぶことができます。

 

ゲーミングPCがなくても基本的にすべての機能を利用することができます。

 

 

Cluster公式チャンネルによるプロモーション動画

 

 

NeosVR(ネオスVR) 何でもできる自由度の高いメタバース

NeosVRの特徴
  • チェコのベンチャー企業が提供しているメタバースサービス
  • アバターを用いてユーザーと同じ空間でコミュニケーションをとることができる
  • 内臓されたクラフト機能により仮想空間内で3Dコンテンツを創作できる
  • 仮想通貨「NCR」による経済圏が確立されている(※)
  • 他のVRSNSと比べると日本人の利用者は少ない

※Steam版では仮想通貨に関連した機能は使用不可となっています。

 

必要なもの
  • Steam版(デスクトップモード) WindowsPC
  • Steam版(VRモード) WindowsPCとVRゴーグル

 

 

NeosVR(ネオスブイアール)はチェコのベンチャー会社が2018年にサービスを開始したメタバースサービスです。

 

他のVRSNSと同じように仮想空間へアクセスして、アバターで好きな姿になってコミュニケーションを楽しむことができます。

 

NeosVR最大の特徴は圧倒的な自由度の高さ。他のVRSNSだとUnityやBlenderなどの外部ツールを用いないとできないことが、NeosVRだと内蔵されたクラフト機能を用いることで実現できます。

 

仮想空間内でアバターやワールドなどの3Dコンテンツを創作したり、それらを他のユーザーと協力して行うなんてことも可能。仮想通貨NCRで取引をして経済活動を行うこともでき、今のところ厳密なメタバースの定義に最もあてはまるサービスと言えます。

 

海外と比べると日本でのユーザー数はまだ少ないようです。

 

 

NoesVR開発者Frooxius氏によるプロモーション動画

必要な機材をそろえよう

 

遊びたいメタバースサービスが見つかったら、次は必要な機材を用意しましょう

 

 

VRゴーグル

MetQuest2

 

VRとメタバースの相性は抜群です。

 

PCやスマホからでもアクセスできるメタバースサービスもありますが、VRゴーグルを用いることでより没入感の高い体験をすることができます。

 

 

 

でもVRゴーグルって高いんでしょ?
PCも必要って聞いたけど。。

 

 

うたの

うたの

 

MetaQuest2っていうVRゴーグルなら6万円程度で買えるよ

 

 

これからVRを始める人におすすめなのがMetaQuest2です。

 

 

MetaQuest2はスタンドアローン型と呼ばれるVRゴーグルで、PCにつなげなくても単体で利用できます。さらにPCにつなげばPCVRとしても利用できる優れもの。初心者でも手軽に扱えることから、数多あるVRゴーグルの中で圧倒的なシェアを誇ります。

 

VRChatとバーチャルキャストには「Steam版」と「Quest版」があり「Quest版」ならMetaQuest2単体でも楽しむことができますよ。

 

Steam版とQuest版の違い
  • Steam版
  • PCとVRゴーグルを接続して使用する。

  • Quest版
  • MetaQuest2単体で使用する。Steam版と比べると機能が制限される。

 

「Quest版」は「Steam版」と比べると処理能力の点で劣るので、色々と機能が制限されています(アバターの使用や行けるワールドに制限がある)

 

まずは「Quest版」でメタバースを体験してみて、気に入ってからPCを購入してみるのもいいかもしれません。
PCは高いですからね

 

 

こちらの記事でMetaQuest2を解説しています
≫これからVRを始める人はMeta Quest2がおすすめの3つの理由

 

 

VRゴーグルについて色々知りたい方はこちら
≫【2023年6月最新版】VRを体験するための4つの手段と費用を比較

 

 

PC

 

「Cluster」はスマホからでもアクセスできますが、それ以外のVRSNSは基本的にPCが必要になります。

 

VRChatとバーチャルキャストの「Quest版」はPCは必要がありません。

 

 

PCでVRSNSを体験するには、ゲーミングPCと呼ばれるグラフィックボードを搭載した高スペックのPCが必要です。

 

家電量販店で売っているような格安のノートパソコンではほぼ100%動かないと思います。

 

 

VRChat公式が発表しているPCの最低スペックは以下の通りです。

 

VRChat

 

 

上記はあくまでも最低スペックなので、大人数が集まったり容量が重いワールドだとかくついたり動かなくなってしまうこともあります。また、VRゴーグルと接続して遊ぶためには、それぞれのVR機器が推奨しているスペックも必要になります。

 

購入を検討している方はそれぞれのVRSNSのサイトで提示しているので、事前にチェックしておいた方がいいでしょう(購入してから基準を満たしてなかったら悲惨ですので…)

アバターを用意しよう

 

メタバースの世界を楽しむのに欠かせないのがアバター。

 

VRChatやバーチャルキャストなどのVRSNSは普通のゲームみたいなキャラメイクが存在しないので、アバターは自分で用意する必要があります。

 

 

アバターを手に入れる方法は色々あります。

 

アバターを入手する6つの方法
  1. デフォルトアバター、サンプルアバターを利用する
  2. 市販のアバターを購入する
  3. 3Dアバター作成ツールで自作する
  4. 市販のアバターを自分好みに改変する
  5. オーダーメイドで依頼する
  6. 3Dモデリングソフトで自作する

 

それぞれのメタバースサービスにはデフォルトでアバターが用意されていますが、自分で作成したアバターや購入したアバターをアップロードすると、より自分のアバターに親近感がわきますよ。

 

 

 

アバターの作成? 3Dモデリングの技術なんてないんだけど。。

 

 

簡単に3Dアバターが作成できるツールがあるよ

 

 

最近は簡単に3Dアバターを作成できるツールが続々と登場してきます。

 

代表的なものは「カスタムキャスト」「Vroid Studio」があります。

 

あらかじめ用意されている顔や体のパーツから自分好みのものを選び組み合わせていくだけで、簡単に3Dモデルを作成することができます。パーツの種類も非常に豊富なので他人とかぶることもなく、オリジナル色のあるアバターを生み出すことができます。

 

 

カスタムキャストのキャラ作成画面。画面をタップするだけで簡単にキャラ作成ができる
メタバース

 

 

カスタムキャスト水着デザインコンテストで入賞した諒さん✨ マリンビキニを身に着けたまりんちゃんで可愛くポーズ💕 カスタムキャストではこのような魅力的なアバターが生み出せます 

 

 

アバターは購入することもできます。
市販のアバターはオンラインのショップで販売されていますが一番有名なのが「BOOTH」です。

 

 

私が初めてお迎えしたアバター「メラフリノス」ちゃん。ゴスロリ衣装に凛とした佇まいに一目惚れ♪

 

 

市販のアバターは、衣装やヘアスタイルを自由に変えることができます。目の色や肌の色なども変えたり、小物やアクセサリーを身に着けたり、体型まで自由自在に変えることもできるので、他のアバターとの差別化を図れます。

 

私もアバターを購入しましたが、デフォルトの衣装やヘアスタイルだけでは満足できなくなり、気づけばいろいろと衣装や髪型を変えるようになってました。

 

 

 

VRChatやバーチャルキャストなどほとんどのメタバースサービスは無料で遊べますが、アバターの世界は話が別。アバター沼にはまるとお金も時間もどんどんと溶けていきます。

 

 

うたの

うたの

 

リアルで着る服よりもお金をかけてます(笑)

 

 

アバターを手に入れる詳しい方法はこちらを参考にして下さいね
≫メタバースのアバターどこで手に入れる?入手するための6つの方法

 

自作アバターに挑戦してみたい方はこちら。スマホでも簡単にアバター作成ができるよ
≫【無料】メタバースのアバター作成方法(おすすめ作成ツール4選)


興味があるなら飛び込んでみよう

 

まとめ
  1. 遊びたいメタバースサービスを見つける
  2. メタバースサービスは多種多様。まずは自分に合ったメタバースサービスを見つけよう

    • VRChat メタバースの王者。迷ったらここを選べば間違いない
    • バーチャルキャスト 配信者になりたい人はおすすめ
    • Cluster スマホしか持ってない人はここから体験してみよう
    • NeosVR 上級者向け。自由度の高いメタバースを体験できる
  3. 必要なものを用意する
  4. 基本的にはPCとVRゴーグルが必要。MetaQuest2ならPCいらずで単体で遊べる

  5. アバターを用意する
  6. デフォルトのアバターは用意されていますが、自分で用意したアバターだとより親近感がわきます

 

以上、メタバースの始め方や必要なもの、おすすめのメタバースサービスについて解説してきました。

 

メタバースの魅力はどんなに言葉で説明しても伝わり切りません。100の言葉より1の体験。実際に自分で体験してみるのが一番です。

 

 

うたの

うたの

 

少しで興味を持っている人は、私と一緒にメタバースの世界に飛び込んでみてはいかかでしょうか?