こんにちは、うたのです(* ᴗ ᴗ) メタバースの世界にどっぷりとつかっています。
「VRを始めてみたいけど、VRゴーグルっていろいろあってどれを選んだらいいのか分からない」
「VRChatやバーチャルキャストもやってみたいけど、おすすめのゴーグルを教えてほしい」
そんな人におすすめなのが「Meta Quest(メタクエスト)2」です。
この記事ではMeta Quest2をおすすめできる理由や基本的なスペック・購入方法などを解説しているので、購入を検討している方はぜひ参考にして頂ければ幸いです。
発売日 | 2020年10月13日 |
---|---|
価格 | 47,300円(128GBモデル) 53,900円(256GBモデル) |
解像度 | 両目 3,664×1,920 片目 1,832×1,920 |
ディスプレイ | LCD(液晶) |
視野角 | 約100度(非公表) |
重量 | 503g |
サイズ | 295.5×191.5×102mm |
リフレッシュレート | 90Hz ※設定で120HZまで上昇 |
トラッキング方式 | インサイドアウト方式 |
外部センサー | 不要 |
対応プラットフォーム | SteamVR/Oculus Store |
2023年6月4日より値下げされました!
59,400円→47,300円(128GBモデル)
74,400円→53,900円(256GBモデル)
MetaQuest2は、2020年10月13日にMeta社(旧Facebook)からリリースされたVRゴーグルです。
以前はOculusQuest2という名称でしたが、Facebook(フェイスブック)が社名をMeta(メタ)に変更したことで、MetaQuest2へと改名されました。
2019年にリリースされたOculusQuestの後継機で、解像度のアップや小型化・軽量化など、スペック的にも様々な面でパワーアップしています。
累計販売台数は2022年6月時点で約1500万台。初心者でも手軽に扱えることから、数多あるVRゴーグルの中で圧倒的なシェアを誇ります。最近はテレビCMも行っているので、名前ぐらいは知ってるという方も多いのではないでしょうか?
Steamの調査によると、MetaQuest2のシェアは50%強。PCVRユーザーの約半数がMetaQuest2を使用しているよ。
人気機種の後継機ということに加えて、新型コロナウイルスの流行による巣ごもり重要も追い風となり、一時期は慢性的な品不足に陥るなど初代Questを超える大ヒットとなりました。
多くのVRゴーグルが発売されている中で、なぜMetaQuest2がこれほど人気を集めているのか、初心者におすすめできるのかを、3つのポイントに分けて解説していきます。
これからVRを始めたい人にMetaQuest2をおすすめできる理由は主に3点です。
MetaQuest2をおすすめできる最も大きな理由が、PCを必要としないスタンドアローン型であることです。
スタンドアローンとは、PCやゲーム機などの外部機器と接続しなくても、それ単体で使用できる環境のことです。
現在多くのVRゴーグルが発売されていますが、基本的にVRゴーグルというのはPCやゲーム機とつないで有線で接続しないと使用でません。高性能なPCで処理した映像をゴーグル内に映し出すことでVRを体験する仕組みとなっています。
VRで映像を見ていたりゲームをしていると、VRゴーグルとPCをつないでいるコードはかなりわずらわしく感じます。特にVRゲームはその特性上、体を大きく動かすゲームが多いので、体にまとわりついたり足に引っかかったりすることもあります。没入感もそがれるし、何よりけがの原因にもなりかねません。
一方、MetaQuest2は本体そのものがPCとして機能するので、頭にゴーグルをかぶるだけで使用できる優れもの。
PCとコードでつながなくてもそれ単体で使用できるので、煩わしいコードにストレスを感じることなく、気兼ねなく動き回ることができます。
MetaQuest2をおすすめできる2つめの理由が、低価格でありながら高性能であること。
現在様々なメーカーからハイスペックなVRゴーグルがリリースされていますが、その中でもMetaQuest2は最もコストパフォーマンスに優れています。
価格 |
解像度 |
視野角 |
リフレッシュ |
外部センサー |
|
---|---|---|---|---|---|
MetaQuest2 |
47,300円 |
3664×1920 |
約100度 |
90Hz |
不要 |
HTC VIVE Pro2 |
209,000円 |
4896×2448 | 120度 | 120Hz | ベースステーションが必要 |
Valve Index |
165,980円 |
2880×1600 | 130度 | 144Hz | ベースステーションが必要 |
ハイエンドVRゴーグルの代表格であるHTC VIVE Pro2とValve Indexの価格は15万円を大きく超えます。さらにハイスペックなPCも必要となるので、出費はこれだけではすみません。
家電量販店で売っているようなノートパソコンではほぼ100%動きませんし、パソコン専門店で売っているようないわゆるゲーミングPCと呼ばれるハイスペックのPCが必要になります。
ゲーミングPCの相場は最低でも10万円程度するので、ゴーグルと両方揃えるとなると最低でも30万円近くはかかってしまいます。
一方、MetaQuest2の価格は47,300円(128GBモデル)でかなり安価。1/5ぐらいの値段で買えてしまいます。MetaQuest2はPCを必要としないのでこれ以上の出費は必要ありません。
HTC VIVE Pro2とValve Indexはベースステーションと呼ばれる外部センサーが必要で、これを部屋の隅に最低2つ設置しなければなりません。一方、MetaQuest2はセンサーが本体に内蔵されているので外部センサーは不要。本体だけで利用できるのも利点です。
VRの肝である解像度ではHTC VIVE Pro2には劣りますが、Valve Indexよりは優れています。Valve Indexのコントローラーには、手の位置だけでなく指の位置や動き、圧力まで感知できる機能があり、より精緻な動きをアバターに反映させることができます。HTC VIVE Pro2は圧倒的な解像度でVRゲームに向いています。
「超美麗グラフィックのVRゲームを楽しみたい」とか「Vtuberしてがっつり活動したい」なら、HTC VIVE Pro2とValve Indexに軍配が上がりますが「とりあえずVRがどんなものか体験してみたい」のなら、MetaQuest2があればその欲求は十分満たすことができます。
MetaQuest2をおすすめできる3つ目の理由が、PCにつないでも利用できることです。
MetaQuest2には「Oculus link(オキュラスリンク)」という機能があり、PCと本体を有線接続(もしくは無線接続)して利用することもできます。
この機能を利用すればPCの処理能力をいかした高性能な3D映像を表示できるようになり、SteamVRなどのプラットフォームにアクセスして、PC向けのVRゲームも遊べるようになるのです。
SteamVRとは
全世界で最も利用されているVRのプラットフォーム。6000以上のVR対応ゲームが販売されている。
Meta社も独自のストアでVRゲームを販売しているが、SteamVRで購入したVRゲームは互換性があるので、他のVRゴーグルでも遊ぶことができる。
MetaQuest2でVRChatやバーチャルキャストでメタバースの世界を楽しみたいという人も多いと思います。
VRChatとバーチャルキャストには、Quest本体だけで遊べる「Quest版」とPCと本体をつないで遊べる「Steam版」の2種類があります。
Quest2本体だけでもVRChatやバーチャルキャストができるのに
わざわざPCとつなぐメリットがあるの?
と疑問を持つ人もいるかもしれませんが、これには大きな理由があります。
Quest版のVRChatやバーチャルキャストはワールドやアバター・アイテムの規制が多く、色々と機能が制限されてしまうからです。
例えば、ポリゴン数の多いアバターだと使用できなかったり、容量の多いワールドだと行けなかったり、バーチャルキャストではスタジオ機能を使用できなかったりします。
Quest2本体だけだと処理能力の面でPCに劣ってしまうので「Quest版」では色々と制限されてしまうのです。
MetaQuest2の購入方法は大きく分けて以下の3通りがあります。
それぞれの購入方法や購入する際の注意点について解説していきます。
MetaQuest2はAmazonなどの通販サイトで購入できます。Amazon以外にも、ビックカメラやヨドバシカメラなどの通販サイトでも売られています。
AmazonなどのネットショップでMetaquest2を購入する際は一つだけ注意する点があります。
ネットショップで売られているMetaquest2は「正規輸入品」と「並行輸入品」の2種類があります。
正規品輸入品と並行輸入品は製品の品質に違いはありませんが、流通ルートや保証面で違いがあります。
正規輸入品とは、ブランドメーカーが定めた代理店を通して仕入れた製品のことです。並行輸入品とは、個人や会社が独自のルートで購入した商品のことです。
正規輸入品は返品や交換・修理、メンテナンスといったメーカーのアフターサービスが受けられますが、並行輸入品はそれらの保証は受けられないことがあるので注意してください。
並行輸入品自体は違法ではありませんが、並行輸入品と称して偽物を販売しているショップもあるかもしれないので注意が必要です。ネットショップで購入する際は、なるべく正規輸入品を購入することをおすすめします。
MetaQuest2は公式ストアからも購入できます。送料は無料です。
香港から発送されるので、到着まである程度日数がかかります。私は初代Questを公式サイトで注文しましたが、届くまで3~4日かかりました。
購入にはクレジットカードもしくはPaypalのアカウントが必要です。公式ストアは日本語ですが、住所や名前は英語で入力しないといけません。
本体以外にもコントローラーや各種アクセサリーもここから購入できます。
◆MetaQuest2販売ページ
https://store.facebook.com/jp/quest/products/quest-2
公式ストアで売られているのはもちろん正規品なので、手厚いアフターサービスが受けられます。正規品か並行輸入品か見分けがつかなければ公式ストアから購入すると確実です。
MetaQuest2はヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店でも売られています。
体験コーナーを設けている店舗もあるので、気になる方はぜひ訪れてみてはどうでしょうか。
素晴らしい完成度のMetaQuest2ですが、デメリットというか少しだけ残念なところがあります。
主に前モデルのQuestと比較して、ここがあんまり良くないなと思ったところをお伝えします。
MetaQuest2には「眼鏡スペーサー」という付属品がついています。
眼鏡スペーサーとは、本体と顔との間のスペースを確保するためのクッションのようなものです。それを本体に装着すれば本体と顔の間に隙間ができて眼鏡をかけたままでも使用できるようになります。
とはいえ、この眼鏡スペーサーは万能ではなく全ての眼鏡の形に合うわけではありません。眼鏡の形状によっては使用できなかったり、顔に眼鏡が食い込んで長時間使用していると痛くなります。
MetaQuest2本体は前モデルと比べると一回り小さくなっているため、前モデルでは眼鏡をかけたままでも使用できても、2では使用できない可能性もあります。
視力の悪い人は眼鏡をかけずにQuest2を装着しても、映像が文字がぼやけまくってVRを楽しむことができません。普通の動画だと画面に近づけば裸眼でも何とか見ることができますが、VRの場合は画面と距離が離れていて近づけることができないので何ともなりません。
そんな人たちにおすすめなのが度付きの眼鏡レンズです。
MetaQuest2には専用の度付き眼鏡レンズがあります。
公式ストアで販売されているMetaQuest2専用の度付きレンズ。これを本体のレンズの部分に装着することで裸眼でもQuest2を快適に楽しめるよ。
Quest2の度付き眼鏡レンズは公式ストアやAmazonなどの通販サイトで販売されています。メガネ屋さんでもQuest2専用のレンズを製造・販売しているところもあります。
MetaQuest2には瞳孔間距離(IPD)というレンズと目の位置を合わせるための機能がついています。ピントが合わないと映像がぼやけてしまうので、自分の瞳孔間距離に合わせて調整しないといけません。
初代Questではスライド式で無段階に調整できたのですが、Quest2では3段階になったため調整がしずらくなりピントが合わないという人もいるようです。
Oculus Quest2のHMDは3段階までしかIPD調節できないから
一番IPD(瞳孔間距離)を小さくしても合わない人もわりと居るかもねhttps://t.co/iHiBhvJusJ— サラダ巻 (@makichan) October 29, 2021
Questでは瞳孔間距離70で使っていたので、Quest2(最大瞳孔間距離68)だと『解像度はキレイなのにボヤける、寄り目になると疲れる』といった事象が発生してちょっとツラい
— マチコー@対戦弾幕STG“マジカオス” (@MachiCollider) October 15, 2020
MetaQuest2のコントローラーは充電式ではなく電池式です。一つのコントローラーに1本、計2本の単三電池が必要です。コントローラーの持ち手部分をスライドして電池を入れます。VRで遊んでいて電池が切れてしまったら途中で入れ替えなければなりません。
たいしたデメリットではありませんが、人によってはわざわざ入れ替えるのが面倒くさかったり、没入感がそがれたりして、デメリットと感じるかもしれません。
ただ、MetaQuest2のコントローラーは電池が異様に持つとユーザーの間で評判のようで、公式発表によると1本の電池で約30時間持つみたいです。
私がVRを始めて約2年で使用した乾電池約100本。改めてみるとすごい量だね…
2022年10月「PICO4」という新型VRゴーグルが発売されました。
PICO4 49,000円(128GB)
2022年10月にリリースされたスタンドアローン型の新型VRゴーグル。Meta Quest2より低価格でありながら、高解像度&高視野角を実現。PCにつなぐとPCVRとしても利用できる。ただ発売されたばかりということもあり、対応アプリの少なさが課題。
PICO4はMeta Quest2と同じくスタンドアローン型のVRゴーグルです。価格は128GBモデルが49,000円。256GBモデルが59,400円で、Meta Quest2よりも1~1.5万円ほど安くなっています。
MetaQuest2は2023年6月4日より値下げされました!
59,400円→47,300円(128GBモデル)
74,400円→53,900円(256GBモデル)
それでいてMeta Quest2よりも高解像度&高視野角を実現しており、スペック的にも上回っています。PCにつなげばPCVRとしても利用できます。完全にQuest2を意識したVRゴーグルであると言えるでしょう。
Quest2よりも安くてスペックも上回っているのなら、PICO4の方が買いなのでは?
と思う方もいるかもしれませんが
これからVRを始める未経験者にはPICO4はあまりおすすめできません。
理由は以下の2つです。
PICO4は発売されたばかりということもあり対応アプリが少なく、遊べるゲームもあまりありません。
VRChatやバーチャルキャストには対応していませんし、ビートセイバーも遊ぶことができません(2022年10月時点)
Meta Quest2であれば、Quest版のVRChat・バーチャルキャスト・ビートセイバーにも対応しており、他にも多数のゲームをプレイすることができます。
ゲーミングPCを持っているなら、PCにつなげばPICO4でもSteam版のVRchatやバーチャルキャストを遊ぶことができるので、購入の余地はあると思います。
もう一つの理由が普及していないので情報が少ない点です。
VR経験者なら分かると思うんですが、VR機器って設定とかで結構つまづくことが多いです。Meta Quest2だと広く普及しているので、何か分からないことがあっても人に聞いたり、ネットで調べれば情報がいっぱい出てきます。
PICO4だとまだ広く普及していないので、何か分からないことがあっても情報が少ないので解決できない可能性があります。
Pico4をこれからVR始める人に勧めるのはまだ早いと思っていて、VR機器ってまだ初期設定やら何やらでつまづく事多いから、webや身近な人からその情報を簡単に入手できるくらいに普及してからでないと初心者の心を折ることになりかねないと考えている
— じょせふ (@josephlic) October 4, 2022
以上の2つの理由から、これからVRを体験したいという方はMeta Quest2をおすすめします。
MetaQuest2の発売日は2020年10月13日で、現時点(2023年6月)で2年半が経過しています。
となると気になるのが、MetaQuest3の発売時期。
Meta社が過去にリリースしたVRゴーグルの発売時期から判断すると、3の発売も近いのではないかと噂されています。
リーク情報によると、MetaQuest3の発売は2023年の末頃になるのではと噂されています。
Meta Cambria (Q2 2022) will include MiniLED screens. Targeting to sell 3 million HMD units in its first year.
Quest 3 is planned to include uOLED. Meta signed deal to build production lines for these displays with Changxin Technology
Connect 2023 announce/release soon after— Brad Lynch (@SadlyItsBradley) January 4, 2022
みなさんも私と一緒にMetaQuest2でVR・メタバースの世界を楽しんでみてはいかがですか。