フルトラの方法、費用の目安を解説(初心者向け)

 

うたの

うたの

 

こんにちは、うたのです(* ᴗ ᴗ) フルトラでVRChatの世界にどっぷりとつかっています。

 

 

皆さんはVRChatやバーチャルキャストで遊んでいて、足をあげたり座ったり寝転んだりする人を見かけたことはないでしょうか?

 

これはフルボディトラッキング(略称フルトラ)と呼ばれる技術で、両手や頭だけでなく腰や足まで全身をトラッキングすることで、アバターをリアルの全身の動きに対応させることができます。

 

 

フルトラの環境を構築すれば、足をあげたり座ったり寝転んだりできます!

 

 

うたの

うたの

 

私はVRを始めてすぐフルトラを導入しました。没入感が病みつきになります♪ もうフルトラなしには戻れません

 

 

フルトラを導入するには、主にVIVEトラッカーやハリトラ、ユニモーションなどの専用のデバイスを使用しますが、それぞれメリット・デメリットがあり価格や使用感でも大きな違いがあります。

 

そこで、本記事では具体的なデバイス、価格、使用事例などを初心者でも理解しやすい形で解説していきます。

 

 

この記事はこんな人におすすめ
  • VRChatやバーチャルキャストでフルトラをしてみたいけどどんな方法があるのか知りたい
  • どれぐらいの予算がかかるのか知りたい
  • 実際にフルトラを利用している人の感想を知りたい

 

2024年現在、フルトラのデバイスは昨今の円安や世界的なインフレ、半導体需要の高まりにより、価格の高騰と品薄状態が続いています。使用感も人によって異なるので、当記事で紹介している情報はあくまでも参考程度にとどめてください。購入の際は公式サイトにて詳細を確認するようにしてください。

 


トラッカーでフルトラをする

 

フルトラを導入する方法はいくつかありますが、中でも一番人気のある方法がトラッカーです。

 

 

身体の各部位に取りつけて使用する

 

トラッカーとは、腰や両足に取り付けることでアバターに全身の動きを反映させることができるデバイスです。

 

 

一般的なVRは、頭(VRゴーグル)と両手(コントローラー)の3点がトラッキングできますが、トラッカーを身体の各部位に1個装着することでトラッキングできる部位が1つ増えていきます。

 

腰と両足に装着すれば6点トラッキング、両腕・両足の肘にも装着すれば10点トラッキングとなります。

 

 

3点・6点・10点トラッキングでラジオ体操をしている動画

 

トラッカーの数が増えれば増えるほど精緻な動きをアバターに反映させることができます。

 

バーチャルキャストでは10点、VRChatでは11点まで対応していますが、腰と足の三か所につける6点トラッキングを利用している人が一番多いと思います。

 

動画を見る限りは3点と6点では大きな違いがありますが、6点と10点ではそこまで大きな違いは感じられないようです。

 

よほど激しい動きをしない限りは6点でも十分没入感を得ることができるでしょう。

 

 

うたの

うたの

 

私は6点トラッキングで遊んでいます♪

 

 

ベースステーションが必要

ベースステーション

 

価格 25,575円/1個

 

トラッカーでフルトラを体験するには、ベースステーションと呼ばれるデバイスが別途必要です。

 

部屋にベースステーションを2ヵ所設置することで、ベースステーションからトラッカーの位置を読み取ってリアルの体の動きをアバターに反映させる仕組みとなっています。

 

 

こんな感じで部屋の高い所に設置します
ベースステーション

 

 

ベースステーションは1個でも利用できますが、トラッキングが飛びやすくなるので2個以上の利用をおすすめします。

 

SteamVRでは最大4個まで利用できます。数が増えるほど物理的な死角が減っていくので、トラッキングが狂いにくくなります。

 

 

メルカリなら中古品もあるので安く購入できます。
≫メルカリで出品されているベースステーション

 

 

代表的なトラッカー製品

 

VIVE Tracker3.0

VIVE Tracker

VIVE Tracker

 

価格 19,000円/1個 
※別途ベースステーションが必要

 

HTC社が提供しているVIVE Trackerは、最も多くの人がフルトラに利用しているデバイスです。VR以外にもゲームや映画など幅広い業界で利用されています。

 

私もフルトラを始めた時からずっとVIVE Trackerですが、特に不満を感じることなく利用しています。

 

発売当初は15,000円程度だったのですが、近年の円安と半導体不足により随分と値上がりしてしまいました。

 

VIVE Trackerは2.0と3.0があります。3.0の方が少しお高いですが、2.0より大幅に小型化・軽量化されていて、バッテリーも7.5時間程度持つので長時間の仕様にも耐えられます。

 

 

メルカリなら中古品も出品されているので安く購入できます。
≫メルカリで出品されているVIVE Tracker(バイブトラッカー)

 

 

うたの

うたの

 

私は2.0の方を使用していますが、バッテリーは3時間ぐらいしか持たないので、モバイルバッテリーを挿しながら利用しています。

 

 

Tundra Tracker

Tundra Tracker

Tundra Tracker

 

価格 56,100円/3個セット
※別途ベースステーションが必要

 

Tundra Trackerは世界最小・最軽量のトラッカーで、VRChatでも多くの人に利用されています。

 

発売当初は1個1万円程度で売られていてかなりお得感がありましたが、昨今の円安と半導体不足による値上げでVIVE Trackerとあまり変わらない値段となってしまいました。

 

トラッキングの性能はVIVE Trackerと変わらないとのことですが、小型ゆえにVIVE Trackerと比べるとトラッキングが飛びやすいという情報もあるようです。

 

 

 

メルカリなら中古品も出品されているので安く購入できます。
メルカリで出品されているTundra Tracker(ツンドラトラッカー)

 

 

VIVEトラッカー(Ultimate)

VIVEトラッカー(Ultimate)

VIVEトラッカー(Ultimate)

 

価格 31,000円/1個 
※ベースステーション不要

 

VIVEトラッカー(Ultimate)は、HTC社が開発した最新のトラッカーです。

 

従来のトラッカーとは異なりベースステーションが不要で、トラッカー自体に内蔵されたカメラで周囲の環境を認識し、自身の位置を特定します。

 

最大5台のトラッカーとワイヤレスドングルを使用することで、全身の動きをVR空間に反映させることができます。

 

価格は1個31000円で従来のトラッカーと比べるとお高いですが、ベースステーションが不要なので、3個揃えても10万円以内でフルトラが実現できます。

 

VIVEトラッカー(Ultimate)を使用している人によれば、さすが最新のトラッカーだけあって、精度は抜群なようです。

 

 

 

 

 

トラッカーのメリット・デメリット

 

メリット
  • トラッキング精度が高い
  • トラッカーの数を増やすことでより精緻な動きを反映できる

 

デメリット
  • ベースステーションの設置が必要
  • 導入コストが高い

 

 

トラッカーはトラッキングの精度が高く拡張性のあるところが大きなメリットです。最初は3個から始めて、徐々に増やしていくこともできます。

 

難点はやはり導入コストがかかること。

 

VIVE Tracker3個(19,000円×3)とベースステーション2個(25,575円×2)の場合、すべてそろえると10万円越え。ベースステーションが不要のVIVEトラッカー(Ultimate)でも3つ揃えると、9万円ぐらいかかってしまいます。

 

 

うたの

うたの

 

私は

  • VIVE Tracker2.0 36,657円/3個
  • ベースステーション2.0 43,560円/2個

計80,217円かかりました。

ベースステーション不要でフルトラをする

 

トラッカーは外部からの情報を読み取るためベースステーションが必要ですが、ベースステーションが必要なく単体でフルトラができるデバイスもあります。

 

トラッカーと比べるとトラッキング性能は劣るものの比較的リーズナブルであるため、導入しやすいのが利点です。

 

 

HaritoraX(ハリトラ)

HaritoraX

HaritoraX

 

価格 33,900円

 

Shiftall社がリリースしているHaritoraXは、ベースステーションの設置が不要で単体で動くデバイスです。手頃な価格でフルトラが可能であることから発売当初から大きな話題となりました。

 

トラッカー3個とベースステーション2個を全部そろえるとなると10万円をこえてしまいますが、ハリトラだと1/3程度の値段でフルトラの環境を実現できます。

 

 

値段が安い分トラッキング性能はトラッカーには及びませんが、動画を見る限りはフレンドと談笑したりポーズをとって写真を撮ったりするぐらいなら問題なく利用できる感じです。

 

ただ、現段階では腰を動かすと一緒に足も動いてしまうのでダンスなどの激しい動きには向きません。

 

肘と腰の拡張セットを導入すれば、最大11点までのトラッキングが可能です。

 

 

メルカリなら中古品も出品されているので安く購入できます。
メルカリで出品されているHaritoraX

 

 

HaritoraXのメリット・デメリット

 

メリット
  • 導入コストが安い
  • ベースステーションが不要

 

デメリット
  • トラッカーと比べるとトラッキング精度は低い
  • 腰を動かすと足も動いてしまう

 

 

Uni-motion(ユニモーション)

Uni-motion

 

価格 39,800円

 

ユニ・デバイセズ社がリリースしているUni-motionは、ベースステーション不要のフルトラデバイスです。6つのセンサーが1つのセットとして販売されており、追加のセンサーを購入することで可動領域を拡張することができます。

 

配信者向けの上半身モードではHMDを必要とせず、上半身のトラッキングが可能です。そのため、VRChatだけでなくVtuber活動をしている人々にとっても非常に便利で汎用性の高いフルトラ機材と言えるでしょう。

 

 

Uni-motionを使用している人によれば、このフルトラ機材はダンスなどの激しい動きに優れていて、身体が美しく動くという特徴があるようです。逆に、座ったり寝そべった状態で使用すると少しずつキャリブレーションがずれてしまうそうです。

 

 

稼働時間は約24時間で数あるフルトラデバイスの中でもぶっちぎりに長いですが、バッテリーに乾電池6個を使用しているため交換が面倒かもしれません。

 

 

メルカリなら中古品もあるので安く購入できるチャンス
≫メルカリで出品されているUni-motion(ユニモーション)

 

 

Uni-motionのメリット・デメリット

 

メリット
  • 導入コストが安い
  • ダンスなどの激しい動きに向いている

 

デメリット
  • じっとしているとキャリブレーションがずれる
  • バッテリーが乾電池のため交換が面倒

 

 

mocopi(モコピ)

mocopi

Mocopi

 

価格 49,500円(6個1セット)

 

mocopiはソニーから発売されたベースステーション不要のモバイルモーションキャプチャです。スマートフォンと小型センサー6個だけで手軽にフルボディトラッキングができます。

 

各センサーは直径約3cm、重さ8gで現存するトラッキングデバイスの中では最軽量で、身体への負担が少ないのが最大の利点です。バッテリー駆動時間は約10時間で、長時間の使用にも耐えられます。

 

 

 

mocopiを使用している人によれば、軽量でコンパクトなのでつけてるのも忘れるくらい軽く、接続手順も簡単で直感的に操作できるようです。

 

スマホがあれば外出先でも手軽に利用できるのも、他のデバイスにはない特徴です。

 

ただ、mocopiには地磁気センサーが搭載されていないので、長時間使用しているとキャリブレーションがずれてきて、頻繁なキャリブレーションが必要になるようです。

 

対応するスマホが必要なので、購入の際はご自身のスマホが対応しているか確認してからにしてください。

 

 

 

メルカリなら中古品もあるので安く購入できるチャンス
≫メルカリで出品されているMocopi

 

 

mocopiのメリット・デメリット

 

メリット
  • 軽量でコンパクトなので体への負担が軽い
  • 外出先でも使える

 

デメリット
  • 長時間使用しているとキャリブレーションがずれてくる
  • 対応するスマホが必要

いずれも品薄で価格も高騰

 

昨今の円安や世界的なインフレ、半導体需要の高まりによりフルトラ機材は高騰しており品薄状態が続いています。

 

HaritoraXとUni-motionは大量生産をしていないため売り切れになることが多く、ベースステーションも再販されると一瞬で完売してしまうことが多いです。

 

 

今後も値上がりが続く可能性があるので、フルトラを始めたいと思ったらこまめに在庫確認をしてお早めに購入することをおすすめします。

フルトラの方法、費用の目安を解説(初心者向け)のまとめ

 

本記事のまとめ
  • フルトラ製品にはベースステーションが必要なタイプと不要なタイプがある
  • ベースステーションが必要なタイプはトラッカーと呼ばれる製品
  • 代表的なトラッカー製品は「VIVE Tracker3.0」「Tundra Tracker」「VIVEトラッカー(Ultimate)」
  • ベースステーション不要の代表的なフルトラ製品は「HaritoraX」「Uni-motion」「mocopi」
  • トラッカーの方が性能が良いが価格は高い
  • フルトラ製品は昨今の円安や世界的なインフレにより、価格の高騰と品薄状態が続いている

※VIVEトラッカー(Ultimate)はベースステーション不要

 

 

フルトラ機材はどれも高価なため導入をためらっている方も多いと思いますが、一度体験すると病みつきになること間違いなしです。

 

現在、フルトラ機材は品薄状態が続いているため、フルトラを始めたいと思ったらこまめに在庫確認をしてお早めに購入することをおすすめします。

 

 

 

皆さんも私と一緒にフルトラ民になりましょう!