こんにちは、うたのです(* ᴗ ᴗ) メタバースの世界にどっぷりとつかっています。
メタバースの世界を楽しむために欠かせないのがアバター。
VRChatやバーチャルキャストなどのVRSNSは普通のゲームみたいなキャラメイクが存在しないので、アバターは自分で用意する必要があります。
そこで今回は、アバターはどんな方法で手に入れることができるのかをご案内していきます。
アバターを入手する方法を大きく5つに分けてみました。ちなみに下に行くほど入手するための難度が高くなります。
VRChatやバーチャルキャストなどそれぞれのメタバースプラットフォームには、無料で利用できるデフォルトアバターやユーザーが公開しているパブリックアバターが用意されています。
それらを利用すればアバターにお金をかけることなく、メタバースの世界を楽しむことができます。
VRChatで利用できるデフォルトアバター。メニューのAvatars欄に最初から入っている
ぶっちゃけて言えば全然可愛くない…
バーチャルキャストでもプリセットキャラクターと呼ばれるデフォルトのキャラクターが用意されている。
バーチャルキャストは日本のサービスなだけあって可愛いアバターがいっぱいです♪
バーチャルキャストでは無料で利用できるデフォルトアバターのほかにも、ユーザーがアップロードして公開しているアバターも無料で利用することができます。
THE SEED ONLINEでは、3Dアバターファイルのフォーマット「VRM」で作成された3Dキャラクターが多数公開されています。ここで公開されているキャラクターはバーチャルキャストなどの連携しているサービスで利用することができます。
有料で販売されているものもありますが、ほとんどが無料で利用することができます。
THE SEED ONLINEでは300体以上のキャラクターが公開されていて、その数は日々増えている。きっとあなた好みのキャラクターが見つかるかも
VRChatで利用できるデフォルトアバターは日本人好みとは言えず正直可愛いとは言えないので、ユーザーが公開しているアバターを利用している人が多いです。
VRChatには「アバターミュージアム」というワールドがあります。名前通りアバターの展示会場となっているワールドで、ユーザーが自作したアバターがずらりと並べられています。
自作アバターの展示会「アバターミュージアム」美少女アバターだけでなく、男性アバターや動物・ロボット・モンスターなど多種多様なアバターが展示されている。
気に入ったアバターがあればその場で購入することもできますが、ほとんどのアバターはサンプルが用意されているので、その場で試着することもできます。
サンプルアバターなのでVRChat以外のメタバースサービスで利用したり改変したりすることはできませんが、VRChatの他のワールドでなら利用することができます。
サンプルアバターを試着して可愛くポーズ♪
アバターミュージアムは現在(2022年10月時点)までに6回開催されており、過去に開催された会場はすべて自由に行くことができます。総展示アバター数は2000体以上! これだけあればきっとあなた好みのアバターが見つかるでしょう。
アバターミュージアム以外にもアバターが展示されているワールドはいっぱいあります。色々巡ってみて自分好みのアバターを見つけてくださいね。
もっとクオリティの高いアバターが欲しければ市販のアバターを購入する方法があります。アバターはオンラインのショップで販売されていますが一番有名なのが「BOOTH」です。
「BOOTH」は株式会社ピクシブが運営している創作のためのマーケットプレイスです。ユーザーが制作した様々な創作物が販売されていて、VRSNSで使用できる3Dアバターも多数販売されています。
総合オンラインショップ「BOOTH」ではVRSNSで使用できる3Dアバターが多数販売されている
https://booth.pm/ja
アバターは無料で配布されているものもありますが、多くが3,000円~5,000円程度で売られています。中には1万円を大きく超えるものもあります。
市販アバターは有料なだけあって非常にクオリティの高いモデルが多くどれも魅力的なものばかり。
私が初めてお迎えしたアバター「メラフリノス」ちゃん。ゴスロリ衣装に凛とした佇まいに一目惚れ♪
ついに有料アバターに手を出してしまいました😆
ツインテゴスロリのメラフリノス嬢💕 pic.twitter.com/reBfJ7G5eu— うたの (@utanonV) March 6, 2021
BOOTHには5000を超える3Dアバターが販売されているので、きっとあなた好みのアバターが見つかるはずです。
BOOTHで販売されているアバターの多くが、VRChat内(アバターミュージアムや作者さんが公開している試着ワールド)で試着することができます。商品画像を見るのと実際に試着するのとでは印象が大きく変わることもあるので、購入前に試着しておくことをおすすめします。
市販のアバターを購入する際は、利用規約をよく読んで下さいね。
商用利用を禁止しているなど制約のあるアバターもあります。
VRChatやバーチャルキャストなどそれぞれのメタバースプラットフォームには、無料で利用できるデフォルトアバターやユーザーが公開しているアバターが用意されていますが、それらは他のメタバースプラットフォームに持ち込むことはできません。
例えば、VRChatのデフォルトアバターはバーチャルキャストで使用することはできませんし、バーチャルキャストのデフォルトアバターはVRChatで使用することはできません。
一方、BOOTHで購入できる3Dアバターのほとんどは「Unity Package」という形式で販売されており、購入後に「Unity」という外部ツールを通してアップロードすることで様々なVRSNSで使用できるようになっています。
Unity(ユニティー)とは?
ゲーム開発のためのプラットフォーム。無料で使用できる。本来はゲームを開発するためのツールだが、VRChatにアバターをアップロードしたり、衣装や髪型を変えるにもUnityが用いられる。
また、BOOTHで購入した3DアバターにはテクスチャファイルやBLENDファイルが同梱されているので「Unity」や「Blender」などのツールを用いれば、自分好みに改変することもできます。
衣装を変えたり髪型を変えたり、目の色や肌の色なども変えたり、体型まで自由自在に変えることも可能です(もちろん改変にはある程度の知識は必要です)
改変は利用規約の範疇で行うようにして下さいね。
無料のアバターや市販されているアバターではなく、オリジナル色があるアバターを利用したいという人は、自分で作成する手もあります。
最近は無料で本格的な3Dモデルを作成できるツールが続々と登場しています。3Dアバターの作成なんて難しそうと思うかもしれませんが、3DCGなどの専門的な知識は全く必要ありません。
あらかじめ用意されている顔や体のパーツから自分好みのものを選び組み合わせていくだけで、簡単に3Dモデルを作成することができます。パーツの種類も非常に豊富なので他人とかぶることもなく、オリジナル色のあるアバターを生み出すことができます。
モデリングの知識がなくても利用できる人気の3Dアバター作成ツールを2点紹介します。
カスタムキャストはニコニコ動画でおなじみのドワンゴが開発した3Dキャラクターが作成できるスマホ用のアプリです。PCゲームの「カスタムオーダーメイド3D2」をもとに開発されました。
iOSとAndroid向けのアプリをダウンロードすれば無料で利用することができます。
あらかじめ用意された顔や体のパーツを組み合わせることでキャラクターを作成できるので、初心者でも簡単に3Dアバターを作成することができます。
カスタムキャストのキャラ作成画面。画面をタップするだけで簡単にキャラ作成ができる
衣装やヘアスタイルも多数用意されている。肌や瞳の色も自由自在に変えられる。
デフォルトでもかなりのパーツが用意されていますが、ログインボーナスや課金することでさらにパーツが増えるので、組み合わせ次第でオリジナルのアバターを生み出すことができますよ。
キャラメイクだけで時間が溶けていきます。
カスタムキャストは無料版ではモデルの出力はできません。有料会員(月額550円)に加入することで、カスタムキャストで作成したキャラクターを「THE SEED ONLINE」にアップロードし、そこから「THE SEED ONLINE」と連携しているサービスで使用する事ができます。
カスタムキャストで作成したキャラクターはバーチャルキャストでは使用することができますが、VRChatでは使用することはできません(THE SEED ONLINEがVRChatと連携していないため)
作成したキャラクターにポーズや表情を取らせてスクリーンショットで残してSNS投稿も簡単にできます。
ツイッターで#カスタムキャストで検索すると、ユーザーが作成した魅力的なキャラクターが多数投稿されているので、キャラ作成の参考にもなります。
私のフォロワーさんでもカスタムキャスト沼にはまった人が大勢います。中には30万円以上も課金した強者も…
Vroid Studioはイラスト投稿サイトでおなじみのピクシブが提供している3Dモデルを作成できるアプリケーションソフトです。
PC用のソフトでWindows/Macの両方に対応しています。無料で一切料金はかかりません。
カスタムキャストと同じく、あらかじめ用意されている顔や体のパーツから組み合わせていくだけでも3Dモデルは作成できますが、VroidStudioは髪の毛や服、目などを自分で描き込むことでもできます。
実際に作成過程の動画を見てもらえれば分かりやすいです。
Vroid Studioはイラストを描く感覚で3Dモデルが作成できる。
ある程度イラストを描ける人でないと利用は難しいかもしれませんが、カスタムキャストよりもカスタマイズ性が高いので、モデリングの知識がなくても自分好みの高クオリティの3Dモデルを生み出すことができます。
VRoid Studioでキャラクターを作成すれば、そのキャラクターをVRMに対応したさまざまなメタバースプラットフォームでアバターとして利用することができます。
3Dアバター作成ツールで自作すればオリジナルアバターを生み出すことができますが、市販のアバターを改変することでもオリジナル色を出すことができます。
BOOTHで購入した3DアバターにはテクスチャファイルやBLENDファイルが同梱されているので「Unity」や「Blender」などのツールを用いれば、自分好みに改変することもできます。
衣装を変えたり髪型を変えたり、目の色や肌の色なども変えたり、小物やアクセサリーを身に着けたり、体型まで自由自在に変えることもできるので、他のアバターとの差別化を図れます。
私もBOOTHでアバターを購入しましたが、デフォルトの衣装やヘアスタイルだけでは満足できなくなり、気づけばUnityでいろいろと衣装や髪型を変えるようになってました。
今までいろんなアバターお迎えしたけど、やっぱり初めてお迎えしたメラフリノスちゃんが一番思い入れが強いかな?#VRChat#ikshop pic.twitter.com/KKf5wnpjcs
— うたの (@utanonV) May 7, 2022
VRChatやバーチャルキャストなどほとんどのメタバースサービスは無料で遊べますが、アバターの世界は話が別。アバター沼にはまるとお金も時間もどんどんと溶けていきます。
リアルで着る服よりもお金をかけてます(笑)
ツイッターで#これを見た人は改変前と改変後を貼れで検索すると、アバター沼にはまってしまった人たちの素晴らしい改変ぶりを見ることができます。
#これを見た人は改変前と改変後を貼れ pic.twitter.com/WQAQSGAVu2
— (ง˘ω˘)ว Sans (@dancingSans) April 17, 2022
#これを見た人は改変前と改変後を貼れ
Blenderの可能性は無限大 pic.twitter.com/SpwXYQK0HO— サオリん (@saorin_VRCmouse) April 17, 2022
改変するにはある程度の知識と技術が必要ですが、衣装やヘアスタイルを変えるぐらいならそれほど難しくはありません。
BOOTHでは改変を補助してくれる便利ツールが配布されてるので、それらを利用すれば比較的簡単に衣装やヘアスタイルを変えることができます。
≫【アバター改変】キセテネでらくらくお着替え!(初心者でも簡単)
私は着せ替え支援ツール「キセテネ」を利用しています。衣装やヘアスタイルを変えるだけでも随分と印象が違って見えますよ。
「他人とかぶる既存のアバターなんてイヤだし、改変なんて面倒くさい」という人は、オーダーメイドのアバターを依頼する手もあります。
オーダーメイドのアバターは「ワンオフアバター」とも呼ばれています。3Dモデルの制作をしている人に依頼すると、世界に一つだけの自分だけのアバターを作ってもらうことができます。
ワンオフアバターの相場はピンからキリ。クオリティを求めれば求めるほど値段が上がっていきます。制作者さんの技量によっても変わってきますし、有名なモデラーさんに依頼すると100万円を超えることも。
知識や経験・スキルを売り買いできるココナラというオンラインのマーケットでは、3Dアバターの制作を請け負っているクリエイターさんも数多くいますが、大体数万円から数十万円が相場のようです。
3Dモデルの制作にはいくつかの工程があり、どれくらいの作業を任せるかによって必要な金額も大きく変わってきます。
「Vroid」を使ったモデル制作であれば、数万円で制作してくれる人が多いようです。
Vroidは簡単に3Dモデルが制作できるソフトなので安く依頼できます。ただ、簡易的なソフトなので作れるモデルには制限があります。
ワンオフアバターの制作を依頼すると制作者さんとやり取りをする機会が多いので、依頼する側もアバターに関する知識があった方が、コミュニケーションがスムーズに進むかと思います。
アバターを手に入れる方法を大きく5つに分けて解説してきました。
自分のお気に入りのアバターを見つけてお迎えしてあげて下さいね。
皆さんも私と一緒にアバター沼に沈みましょう(笑)