こんにちは、うたのです(* ᴗ ᴗ) 最近は生成AIにはまっています。
今回は誰でも簡単に3D空間(スカイボックス)を生成できるAIサービス「skybox AI」を紹介します。
Skybox AIはBlockable Labsが提供する画像生成AIサービスで、普通の画像と違って360度見渡すことができる3D空間(スカイボックスと呼ばれる)を生成してくれます。
360度カメラで撮影したような全天球画像を生成できる
スカイボックスを一から作るとなると大変ですが、Skybox AIを利用すると誰でも簡単に作成することが可能。
生成したスカイボックスはunityやBlenderに取り込むこともできるので、ゲーム開発や3DCG制作にも利用することができます。
アカウント登録不要でブラウザ上から利用できます。是非皆さんも体験してみて下さい。
2023年8月より、無料プランではダウンロードしたスカイボックス画像にウォーターマーク(透かし)が入るようになってしまいました。有料プランに入会しないとウォーターマークは取れないようです。
Skybox AIでは以下の2通りの方法でスカイボックスを生成することができます。
Skybox AI公式サイトにアクセスすると利用規約、Q&A、利用方法、アップデート情報などがかかれているので、チェックを入れて「CONFIRM」をクリックします。
初期画面のスカイボックスが表示されています。マウスドラッグで360度自由に見渡すことができるので、ぐりぐりと動かしてみましょう。
上部メニュー「VIEW」の「Show UI」をOFFにするとUIが非表示に「Autopan」をONにすると自動的に視点が動くようになります。
まずはテキスト入力でスカイボックスを生成してみましょう。
やり方は一般的な画像生成AIと同じです。生成したいイメージをテキストボックス(Dream up your worldと書かれたところ)に入力すれば、それに合った3D空間を生成してくれます。
現在(2023年7月時点)は日本語に対応していないので、プロンプトは英語で入力する必要があります。
試しに下記のプロンプトで入力してみました。宇宙コロニーに浮かぶサイバーパンク風の都市をイメージしました。
best quality,masterpiece,cityscape,neon,cyberpunk,buildings(最高品質、傑作、都市景観、ネオン、サイバーパンク、建物)
次に画風を選びます。テキストボックスの隣に画風の項目があるので好きな画風を選びます。今回は「Tech/Noir Cyberpunk」にしてみます。最後に「GENERATE」をクリックするとスカイボックスの生成が始まります。
今回は下記のようなスカイボックスが生成されました。
テキストを入力するだけでそれらしいスカイボックスが生成されました。気に入らなければ「GENERATE」で何度もやり直すことができます。イメージ通りであれば「DOWNLOAD」リンクからダウンロードできます。
次はスケッチを描いてスカイボックスを生成する方法を解説していきます。下部メニューの「Create New」を選択すると以下のような画面になります。
画面左側にツールメニューがあるのでそれを使ってスケッチを描いていきます。
ブラシツールで描いているときは視点の変更はできないので、別の場所に描きたいときは移動ツールに切り替えて視点を移動する必要があります。
今回は以下のようにスケッチして下記のプロンプトで生成してみました。宇宙空間に浮かぶ星をイメージしました。
Space, Milky Way, Sun, Space Colony(宇宙,天の川,太陽,宇宙コロニー)
宇宙空間に浮かぶ星が生成されました。こんな雑なスケッチからでもイメージ通りのスカイボックスが生成されるなんて驚きです。きちんとスケッチを描けばもっとクオリティが高いのを生成してくれるかもしれませんね。
Skybox AIで生成したスカイボックスはunityにインポートすれば、VRChatのワールドの背景に利用することができます。
詳しくは以下の記事で解説しているのでご覧ください。
【Skybox AI】unityへインポートしてVRChatで使用する方法
以上、Skybox AIというツールを利用してスカイボックスを簡単に生成する方法を紹介しました。
会員登録をすれば月に15回まで生成できます。有料プランに入会すれば生成できる回数が増えていきます。
このサービスを活用すれば、自分の思い通りのスカイボックスを無料で作成できるため、ゲーム開発や3DCG制作をしている人にとっても役立つことまちがいなしです。ぜひ皆さんもこのツールを試してみてAIの進化を堪能してください!